貸与型奨学金

日本学生支援機構 貸与型奨学金

給付型・貸与型ともに、奨学金の契約者は「学生・生徒である本人」です。
日本学生支援機構の奨学金制度は、給付型の創設・拡充で大きく変化しているものの、主体は貸与型です


日本学生支援機構の奨学金の申込方法(定期採用)[給付型/貸与型共通]

申込方法(定期採用)は高校3年生の4月~7月に申し込む「予約採用」と、大学などへの進学後に申し込む「在学採用」の2つがあります。奨学生の約75%は予約採用で申し込んでおり、進学前に奨学金の採用結果が出ることがメリットの一つです。

予約採用と在学採用

高校3年生になると、希望者には奨学金の書類一式が配布されます。大切なことが書かれていますので、保護者とともにしっかりと読みましょう。

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申込方法 対象者 申込時期 割合
予約採用 高校3年生
※2浪まで可能
4月~7月
※高校によって異なる
75%
在学採用 大学などに在籍する学生 春・秋 25%

私が高校生やその保護者にいつもお伝えしていることは、「貸与型奨学金は契約者である学生本人のローンであり、借金です」という事実です。

奨学金のおかげで進学でき、立派な社会人になって貸与型奨学金もしっかりと返済している方が大多数だと理解しています。不安をあおるつもりはありませんが、この点をしっかりと生徒・学生/保護者のみなさまには理解していただきたく、記載しています。

貸与型奨学金は学生本人のローン=借金

返済について考える

特に第2種貸与型奨学金(有利子)は、家計の収入さえクリアーできれば実質的に利用できます。

普通、借金する場合はン住宅ローン、教育ローンでも必ず「審査」があり、それをクリアーしなければなりません。
貸与型奨学金が「借りやすいお金」であることで、貸与型奨学金の返済までも軽く考えてしまうことは危険です。
卒業後に返済がしっかりと待っています。「大きな借金をして本当に進学する意義があるのか、卒業後にそれを返済できるのか」、生徒・学生のみなさんでしっかりと考えていただきたいです。そして、親子間で綿密なコミュニケーションしていただきたいです。

貸与型奨学金を正しく理解し、正しく活用し、そして卒業後にしっかりと返済していく。
奨学金の活用と進学が豊かな人生になることを願ってやみません。