給付型 Q&A

これから給付型奨学金を利用して、大学へ進学します。病気で休学した場合はどうなりますか?(高校生 男子)

病気や災害で休学せざるをえなくなり、このようなご相談を受けることもあります。給付型奨学金は「修業年限」を超えて支給されることはありません。修業年限とは、各学校が学部・学科または課程・専攻ごとに設ける標準的な教育期間のことを指し、4年制大学であれば、4年間(48ヶ月)が修業年限となります。

今回のケースを図にしたものをご覧ください。

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 通算支給月数
2022年度
1年次生
給付型奨学金を支給 12ヶ月
2023年度
2年次生
給付型奨学金を支給 24ヶ月
2024年度
3年次生
給付型奨学金を支給 病気のため休学 30ヶ月
2025年度
3年次生
給付型奨学金を支給 42ヶ月
2026年度
4年次生
給付型奨学金を支給 修業年限を超えたため不支給 48ヶ月

横にスライドしてください。

2024年度の3年次生の後半に半年間休学しています。翌年に3年次生をやり直した結果、4年次生の9月で修業年限の48ヶ月を迎えることになり、このタイミングで給付型奨学金は打ち切られます。厳しいかもしれませんが、給付型奨学金は厳格に運用されます。4年次生の後半は貸与型奨学金を利用するなど対策が必要かもしれません。

※なお、修業年限は月割りでカウントされます。