第2種貸与奨学金(有利子)の利率が上昇傾向

米国の金融引き締めの流れを受けて、日本の市場でも金利が少しずつ上昇傾向にあります。住宅ローンを変動金利で借りている人は、より実感しているのではないでしょうか。日本学生支援機構の第2種貸与奨学金(有利子)の利率も例外ではありません。市場環境に合わせる形で、上昇傾向です。2022年3月に卒業し同月まで第2種貸与奨学金(有利子)を利用していた学生は、想定以上に高い利率になったかもしれません。

2021年度の貸与利率

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7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
利率固定方式0.1610.1640.2680.2680.2680.2680.2680.3690.369
利率見直方式0.0020.0020.0030.0040.0040.0020.0060.0400.040

在学中の一定時期まで「利率方式の選択」を見直すことができます。

2023年3月に卒業予定の学生は、

①自分の利率選択方式は 「固定方式 or  見直し方式」のどちらなのか確認しましょう。確認方法は「貸与額通知」です。毎年12月~3月にスカラネットパーソナル(インターネット)から確認できます。

②金利水準をにらみながら、変更の場合は在籍する学生課(奨学金の窓口に)に申し出る。

※各学校によってスケジュールは違いますが、夏休み明けくらいまでに手続きすることが望ましいようです。

卒業後は、長く返済でお付き合いしていかなくてはいけない奨学金です。この辺りも気にしておきたいポイントです。