米国の金融引き締めの流れを受けて、日本の市場でも金利が少しずつ上昇傾向にあります。住宅ローンを変動金利で借りている人は、より実感しているのではないでしょうか。日本学生支援機構の第2種貸与奨学金(有利子)の利率も例外ではありません。市場環境に合わせる形で、上昇傾向です。2022年3月に卒業し同月まで第2種貸与奨学金(有利子)を利用していた学生は、想定以上に高い利率になったかもしれません。
2021年度の貸与利率
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7月
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8月
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9月
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10月
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11月
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12月
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1月
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2月
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3月
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利率固定方式 | 0.161 | 0.164 | 0.268 | 0.268 | 0.268 | 0.268 | 0.268 | 0.369 | 0.369 |
利率見直方式 | 0.002 | 0.002 | 0.003 | 0.004 | 0.004 | 0.002 | 0.006 | 0.040 | 0.040 |
在学中の一定時期まで「利率方式の選択」を見直すことができます。
2023年3月に卒業予定の学生は、
①自分の利率選択方式は 「固定方式 or 見直し方式」のどちらなのか確認しましょう。確認方法は「貸与額通知」です。毎年12月~3月にスカラネットパーソナル(インターネット)から確認できます。
②金利水準をにらみながら、変更の場合は在籍する学生課(奨学金の窓口に)に申し出る。
※各学校によってスケジュールは違いますが、夏休み明けくらいまでに手続きすることが望ましいようです。
卒業後は、長く返済でお付き合いしていかなくてはいけない奨学金です。この辺りも気にしておきたいポイントです。