クレジットカード利便性と注意点
18歳成人が金融関連で一番注意して欲しいのが「クレジットカード」です。

上図のように、実際の買い物から銀行口座から代金が引き落としされて支払完了するまで、約1ヶ月~1ヶ月半くらいの時間があります。クレジットカードの便利で怖い点は、手持ちの現金がなくても商品やサービスを購入できることです。当然ですが、請求は確実に回ってきます。「手持ちの現金以上の買い物はしない」ことは鉄則です。
クレジットカードはネットでの買い物やサービスの購入が容易になります。

クレジットカードとスマートフォンについては、どちらも18歳成人で契約できるものです。ネット通販などの買い物に加えて、ゲームの課金には要注意です。小中高生が保護者の知らないところで、数万円~数十万円の大金をゲームの課金に費やしているニュースはよく見かけます。ゲームには中毒性があり、自分でストップをかけられないリスクがあります。

普段からゲームの課金をしている人は、「クレジットカードを持たないという選択」をすることも賢明策です。
クレジットカードのリボ払いは利用しない(私の体験談から)
私も大学生の時からクレジットカードを利用しています。ある時、請求書を見て利用した額にビックリしました。「こんなに何を買い物したのだろう」とよく分かりませんでした。請求書の明細をじっくりと見て、自分のその時の行動を照らし合わせると、「確かにあの時クレジットカードで買ったなぁ~」という記憶がよみがえります。
請求書に「後からリボ払い(=分割払い)のご案内」チラシが同封されていました。利子つきで、請求額をリボ払いに変更してくれるのですね。これ幸い!と分割払いにしましたが、リボ払いの怖い点は「何にいくら返済しているのか、あと返済がどれくらい続くのか」分からなくなることです。リボ払いで買い物を続けると、この状態になることが多いようです。私も似たような状況でした。両親に窮状を伝えて事なきをえましたが、今から思うと冷や汗が出ます。
分割回数と実質年率(例)
横にスライドしてください。
※銀行に預金してもほとんど利息が付かない低金利時代に、かなりの利子を支払わなければなりません。
本格的なキャッシュレス時代を迎えて、クレジットカードを含めて電子決済が格段に増加しました。また、コロナ禍の影響もあり誰が使用したかわからない現金を触ることに抵抗もあります。
クレジットカードの利用は「ポイントが貯まる」などのメリットもあり、確かに便利です。
繰り返しますが、クレジットカードの利用にあたり
- 手持ちの現金以上の買い物やサービスの購入はしない
- リボ払い(分割払い)は利用しない《多重債務の入り口になる可能性もあります》